境界を見極める左官|RC素地調整仕上げ

RC素地調整仕上げ|左官

RC素地調整仕上げは、コンクリートを「隠す」のではなく、「読み取る」左官技術です。打設時に生じる色ムラや巣穴、不陸を整えながら、構造体としての表情を損なわずに仕上げていく。そのためには、素材そのものを理解し、過度な加工を避ける判断力が求められます。内村工業株式会社では、RCを仕上げ材として扱うのではなく、建築の一部として尊重する姿勢で施工を行っています。

素地調整では、下地の状態を細かく観察し、補修範囲や工程を現場ごとに組み立てます。均一に整えすぎればRCらしさは失われ、手を入れなさすぎれば建築として成立しない。その境界を見極めることが、左官の役割です。鏝の使い分けや材料の選定、乾燥時間の管理など、身体感覚に基づく判断の積み重ねが、自然な仕上がりを生み出します。RC素地調整仕上げに、決まった答えはありません。構造・環境・意匠条件を読み取り、その場に最適な整え方を選ぶこと。そのプロセスこそが左官の技術です。内村工業は、RC素地調整仕上げを通して、素材と建築の関係を〈技術〉として更新し続けます。

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