テクスチャとは何か|左官がつくる壁の質感

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テクスチャとは、素材の表面に現れる凹凸や手触りによって生まれる空間の質感であり、左官の仕上げによって形づくられる壁面の表情である。テクスチャとは、壁や床などの表面に現れる素材の質感を指す言葉です。建築やインテリアにおいて、テクスチャは空間の印象を大きく左右する重要な要素になります。左官仕上げの壁面では、鏝の動きや素材の状態、仕上げの工程によってさまざまなテクスチャが生まれます。滑らかな面、細かな粒子を感じる面、鏝跡を残した表情のある面。それぞれの仕上げ方によって、光の反射や陰影が変化し、壁面に奥行きが生まれます。テクスチャは視覚だけでなく、触れたときの感覚にも関係します。壁に手を当てたときに感じるわずかな凹凸や素材の存在感は、塗装やクロスでは生まれにくい左官ならではの魅力です。スペイン製マイクロセメント「トップセメント」を用いた左官仕上げでは、壁・床・什器などさまざまな場所にシームレスなテクスチャをつくることが可能です。素材を均一に塗るのではなく、空間の用途や光の入り方を考えながら仕上げることで、壁面に独自の質感が生まれます。左官とは、素材を塗る技術であると同時に、空間のテクスチャを設計する仕事でもあります。内村工業株式会社では、素材と空間の関係を読み取りながら、壁面の質感を丁寧に仕上げています。

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