削るタイミングを読む左官|土壁掻き落とし

外壁 土壁掻き落とし仕上げ|左官

土壁掻き落とし仕上げは、左官の手仕事がそのまま外壁に残る技術です。塗り付けた土壁を一定期間硬化させた後、鏝や道具で削り落とすことで、陰影やテクスチャーにリズムを与え、表情豊かな外装をつくり出します。内村工業株式会社では、この仕上げを単なる装飾ではなく、建築と素材が呼応する技術として施工しています。

掻き落とし仕上げのポイントは、削るタイミングと力加減にあります。早すぎれば形が崩れ、遅すぎれば硬化しすぎて加工できません。下地の状態や環境条件を読み取り、触覚と経験に基づいた判断を重ねることで、安定した仕上がりを得ることが可能です。均一に仕上げるのではなく、素材がもつ自然な表情を残すことが、土壁の魅力を引き出すコツです。さらに、土壁掻き落としは耐久性や外壁としての性能も意識した施工が求められます。下地処理や塗り厚の管理、乾燥速度の調整など、工程すべてに技術的判断が必要です。内村工業は、土壁掻き落とし仕上げを通して、左官の身体知を建築に静かに定着させ、時間とともに深みを増す外壁を提供します。

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