見えない工程が決める壁 マイクロベースL 下地仕上げ










高級住宅の通路は、居室と居室をつなぐ移動のための空間でありながら、住まい全体の品格を無言のうちに伝える場所でもあります。本事例では、スペイン製マイクロセメント「エボリューション マイクロベースL」を用い、通路壁面の下地仕上げを行いました。仕上げ材の完成度を左右する下地工程において、均一性と密度を確保することは、最終表情を支える重要な要素となります。下地は完成後に意識されることの少ない領域ですが、左官の判断はすべてここに集約されます。コテの角度や圧を微細に調整しながら、壁面全体の平滑さと吸い込みのバランスを整える。エボリューション マイクロベースLは、その工程において安定した作業性と再現性を発揮し、通路空間に必要な静けさを下支えします。主張を抑えた下地仕上げがあるからこそ、完成時の壁面は深みを持つ。見えない工程にこそ価値を置くことが、高級住宅における左官の本質だと考えています。


