家具を仕上げる左官。古民家に溶け込む緑青ロングテーブル















デザイン左官|古民家リノベーション
クラッシックメタル 緑青ロングテーブル仕上げ
古民家リノベーションにおけるデザイン左官は、単なる再生ではありません。
積み重ねられてきた時間と、新たに加わる用途や感性を、素材を通して接続する行為です。本事例では、クラッシックメタルを用いた緑青表現により、空間の中心となるロングテーブルを左官仕上げで構成しました。
緑青の揺らぎは、均一な装飾では生まれません。素材の反応、下地の状態、光の入り方を読み取りながら、手の圧やコテ運びを微細に調整することで、静かに層を重ねていきます。古民家特有の木部や経年した質感と呼応するよう、過度な主張を避け、時間に溶け込む表情を設計しています。
内村工業が考えるデザイン左官は、家具や什器であっても「空間の一部」として成立させること。ロングテーブルという機能体に、左官ならではの質感と奥行きを与えることで、使われ続ける中で完成していく存在へと昇華させました。
左官は仕上げではなく、空間の記憶を更新するための設計要素。その思想が、この一台に凝縮されています。


