トイレ空間を格上げする壁面表現 ―― 緑青と錆びのデザイン左官













デザイン左官|トイレ壁面
トップセメント クラッシックメタル/緑青と錆び仕上げ
限られた空間だからこそ、質感は雄弁になる。
トイレという最小単位の場に、トップセメント・クラッシックメタルの緑青と錆びの表情を与えることで、空間は一瞬で記憶に残る場所へと変わります。金属が時を経て纏う風合いを、特殊左官の技術によって壁面へと定着させる――それは装飾ではなく、空間の性格そのものを設計する行為です。
施工では、色の重なりや滲み、コテ跡の残し方までを数値ではなく感覚で判断します。湿度、下地の吸い、光の入り方。その場でしか得られない情報を身体で受け取り、仕上げの強度と静けさの均衡点を探る。この積み重ねが、無機質な素材に奥行きと温度を生み出します。
デザイン左官とは、意匠を描く技術ではなく、空間の体験価値を高めるための左官表現です。特にトイレの壁面は、人が最も無防備に質感と向き合う場所。緑青と錆びが静かに立ち上がることで、空間全体の品格が引き上げられます。
左官の身体知を、現代の素材で更新する。その答えが、この一壁に凝縮されています。


