光を制御する壁 ― デザイン左官によるアルミニウムの静かな存在感














デザイン左官|トップセメント エリートグレーズ
テレビボード背面壁/アルミニウム仕上げ
テレビボード背面という空間の“視線が集まる一点”に、トップセメント エリートグレーズのアルミニウム仕上げを採用しました。金属特有の冷たさや主張を前面に出すのではなく、光の反射と陰影の揺らぎを丁寧に制御することで、空間全体に静かな緊張感を生み出しています。表情は一見ミニマル。しかし近づくほど、コテの運びや圧の変化によって生まれた微細なムラが、均質ではない奥行きを語り始めます。これは素材の性能だけで成立するものではなく、施工時の判断の積み重ねによって初めて成立する質感です。デザイン左官とは、装飾を施す行為ではありません。空間に必要な情報量を見極め、削ぎ落とし、残すべき表情だけを壁面に定着させる技術です。アルミニウムの質感を“強さ”として使うのではなく、“空気を整える背景”として成立させる。この壁は、住まいの中心にありながら、主役になりすぎない存在として空間に溶け込みます。内村工業では、素材・光・用途を一体として捉え、デザイン左官という技術で空間価値そのものを設計しています。


