店舗・オフィス向け モールテックス什器デザイン施工

店舗・オフィス空間において、什器は単なる機能物ではなく、空間全体の印象と使われ方を左右する重要な要素です。本事例では、モールテックスを用いた什器のデザイン施工を通して、空間に過度な主張を与えることなく、静かに質を底上げすることを目指しました。モールテックス特有の質感は、均一に仕上げることも可能ですが、あえて表情を揃えすぎず、光や距離によってわずかな変化が生まれるバランスを意識しています。手を動かしながら素材の状態を読み取り、その場に最も適した厚みや抑揚を判断していく。設計図だけでは決めきれない部分を、現場で丁寧に詰めていく工程を重ねました。什器は触れられ、使われ、時間とともに空間に馴染んでいきます。だからこそ、初期の美しさだけでなく、使い続けた先の佇まいまでを想定することが欠かせません。内村工業では、完成形を押しつけるのではなく、設計意図と空間の性格を尊重しながら、実務として成立する最適解を導き出すことを大切にしています。店舗でもオフィスでも、静かに信頼を積み重ねていく什器。その背景には、素材と向き合い続ける現場の判断があります。

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